平成14年度パソコン教室

 西多賀社会訓練センター・憩の家では、パソコン教室を実施してきましたが、今年はさらに充実させて、今までの「初心者講座」に加えて、「資格取得」や「入力補助装置」を取り上げた各講座をはじめます。どなたでも障害を問わず、ご自分の興味のある講座を自由に受講できます。お誘い合わせの上、是非いらしてください。
    Aコース…「初心者講座−パソコンとインターネットに慣れ親しもう!」
    Bコース…「検定・資格とビジネス講座−資格取得や就労をめざすために−」
    Cコース…「福祉とパソコン講座−入力装置の工夫とインターネットの利用−」

持っている人はノートパソコンを持参してください。(無い人はセンターの物が使用できます)。
移動の困難な会員の方にはリフト車をサービスしていましたが、今年度からはサービスできなくなりました。そこでご自分で電話をして、リフト車の配車をお願いしてください。「パソコン教室参加です」というと、優先的に配車をしてくれます。費用は実費でかかりますので、お問い合わせください。 アイケア福祉サービス 携帯090−8252−1741
当日「センター使用料&講習プリント料」として300円徴収させて頂きます。

お問い合わせ先= 西多賀社会訓練センター・憩の家
〒982-0805 仙台市太白区鈎取本町2−11−10
電話&FAX 022−245−1976
Eメール shibata@sal.tohoku.ac.jp
講師= 坂本浩士(西多賀社会訓練センター)
柴田邦臣(東北大学)

Aコース 初心者講座 パソコンとインターネットに慣れ親しもう!
 パソコンをほとんど知らない人から初心者まで、「パソコンをもっと使えるようになりたいんだけどなかなか・・」という人向けの講座です。難しい用語は抜きにして、みんなで集まって、とりあえずパソコンを使っていろいろやってみるのを目標にしています。11:00から14:30まで、みんなでお昼ご飯を食べたり、カラオケ?をしたり、おしゃべりしたりしながら、パソコンに慣れ親しんでいきましょう。各種の質問を、センターの講師が受け付け、すすめていきます。出入りも自由です。講義を受けるのではなく、友達とパソコンで楽しむ感覚で、気楽にいらしてください。
日時 毎月1回(全6回) 11:00〜14:30(お弁当・出前などでお昼も一緒に)
費用 毎回300円(センター使用料&資料代)
内容 パソコンとワープロの使い方、デジカメと写真、パソコンショップ体験、電子メールとホームページ、メーリングリストや掲示板、ホームページの作り方。(例年通り、忘年会も予定しています)
◆第1講  6月15日(土) ワープロでカラーのポスターをつくろう!
パソコンというとまずはワープロ。初心者の人も、「ちょっとはできる」という人も、以外とカラーの使い方は知らないのでは。基礎の基礎から、ちょっと工夫まで。
◆第2講  7月14日(日) デジカメ in 柴田町!
柴田町でバーベキューを食べながら、デジカメの使い方をやります。
◆第3講  8月3日(土) パソコンショップでツール選び(ヨドバシカメラ実習)
ちょっと気分を変えてお店での実習。パソコンから部品まで、見分け方・買い方のコツを。
◆第4講  9月7日(土) ちょっといい、電子メールの使い方
電子メール、うまく使うと、世界が広がります。特にメーリングリストもやります!
◆第5講  10月5日(土) ちょっといい、ホームページの見方
インターネットとはHPのこと。HPでコミュニケーションをとることもできます。掲示板の書き方や、インターネットショッピングも。
◆第6講  11月16日(土) ちょっとかっこいい、ホームページの作り方
せっかくですからHPを作ってみませんか。こつがわかるとカッコイイ!HPにできます。

Bコース 検定・資格とビジネス講座 資格取得や就労をめざすために
 近年、パソコンを道具として、就労やボランティアなど、社会に参加していく障害当事者が増えています。その際の武器になるのが、技術とそれを証明する資格です。コンピュータのビジネスにとって重要なのは、キーボードを早く打つタイピングではなく、ソフトとネットワークを知り、それを作ることができる「知識」です。この講座は、「知識」中心で障害者にも取得しやすい「初級シスアド」と「P(パソコン)検定」をめざすメンバーが集まり、協力しながら勉強する講座です。同時に、現在の障害者の就労事情も勉強します。資格や就労などに経験のある講師が担当する予定です。
日時 毎月1回(全6回) 10:00〜12:00
費用 毎回300円(センター使用料&資料代)
内容 コンピュータ知識の基礎、ネットワーク・システムの技術、情報モラルとセキュリティ、各種資格取得の紹介、アプリケーションとプログラミング、パソコンを利用した就労について。
◆第1講  5月25日(土) コンピュータ知識の基礎
各資格共通の、コンピュータのハードに関する知識をやります。
◆第2講  6月29日(土) ネットワーク・システムの技術と運用
コンピュータをネットワークにするさいの技術や、ネットワーク運用の知識を学びます。
◆第3講  7月20日(祝) 情報モラルとセキュリティ
各資格に共通して出題される、ネット上のルールとセキュリティを学びます。
◆第4講  9月14日(土) ファイヤーウォールの役割と機能
ネットワークのセキュリティを守る方法としてファイヤーウォールの役割とその機能について勉強してみます。
◆第5講  10月12日(土) プログラミングの“超”基礎(1)―プログラムを組むために必要なこと―
近年資格取得言語としても、また仕事の受注言語としても注目されている、JAVAの基礎を取り上げます。
◆第6講  11月2日(土) 西多賀のパソコン教室ってこんなとこ!
ボランティアさんや新規参加者の方々と交流会をおこないます。
◆補 講  12月21日(土) プログラミングの基礎(2)―前回(1)に行ったJAVAプログラミングの続き―
JAVAでジャバジャバしちゃいましょう。下記のページも参考に見ててね。(うっち〜先生より)
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/java01/java01.html
http://www.netlaputa.ne.jp/~hijk/study/oo/oodiary.html

Cコース 福祉とパソコン講座 入力装置の工夫とインターネットの利用
 障害者福祉にとって、もはやパソコンは欠かすことのできないツールになっています。とはいえ、健常者を基準に作られているパソコンは、使いやすい代物ではありません。しかしちょっとした工夫−パソコンの入力を補佐する装置をうまく利用したり、各種のソフトを利用したりする−ことによって、パソコンはその人に合った、使いやすい機械に変わります。そのようなサポートをしている団体や組織は以外と多いのですが、あまり知られていません。この講座は、「障害者とパソコン」という観点から、パソコンを使いやすくする工夫や、インターネットの利用、サポートのあり方について考えます。前半は入力補助装置を、後半は福祉とインターネットを中心に取り上げますが、ときには外部からも講師をお招きし、最新の知識に触れていきたいと思います。
日時 毎月1回(全6回) 14:00〜16:00
費用 毎回300円(センター使用料&資料代)
内容 いろいろな入力補助装置紹介、仙台生まれの入力補助装置、入カ装置やパソポラの探し方、インターネットとパリア・フリー、ユニパーサルデザインとパソコン、その他。
◆第1講  5月25日(土) 入力補助装置をさがす−こころWeb、その他−
世の中には、どんな入力補助装置があるのか、いろいろと見てみます。
◆第2講  6月29日(土) いろいろな入力補助装置−らくらくマウスから自作まで−
いろいろなマウス、キーボードなどをそろえ、実際に入力装置の体験会をやります。
◆第3講  7月20日(祝) 入力補助装置試用会
実際にいくつかの入力補助装置を準備し、パソコンにつないでいろいろと検討してみます。
◆第4講  9月14日(土) 西多賀パソコン支援活動のこれまでとこれからを振り返ってみます
当日の全国筋ジス大会インターネットライブ中継が中止になったので、予定を変更しまして、これまでの西多賀パソコン支援活動とこれからを話し合ってみたいと思います。
◆第5講  10月12日(土) 障害当事者によるパソコン教室とML、BBSの利用
DPI世界会議札幌大会の発表用ポスターを仕上げ、その準備をおこないます。
◆第6講  11月2日(土) 障害者のための入力補助装置を考える
11月8〜9日に予定されている、東北理学療法士学会での報告のための準備をおこないます。


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